インドの宝石『タージ・マハル』に圧倒されてきた

2017年05月16日

  『イスラム建築の宝石』として有名なタージ・マハル。インドに来たからにはこれを見ないわけにはいきませんでした。 ですが、数多くのメディアを通して、タージ・マハルのことを知ったのでそこまで期待というものはしていませんでした。 だけど、タージ・マハルを見た後の感想は「思ってたよりも何倍も良かった」です。  

タージ・マハルのレビュー

入口を通り過ぎて、タージ・マハルの全貌を見た瞬間「うわぁ、、、。」とため息がもれたような声が最初に出ました。
タージ・マハルの歴史
インドの代表的なイスラム建築物であるタージ・マハルはムガル帝国の皇帝だったシャー・ジャハーンが亡くなった妻のムムターズ・マハルへのために建てられたお墓です。1631年から建築が始まり、22年後に完成されました。そこまでの大規模な計画から、このお墓は「愛の象徴」と呼ばれました。
外装の様式美に癒される
実際にタージ・マハルを見たときはまるで丹精に編み込まれたレースのようでした。 白亜の大理石で作られた神秘的なレース。 優美な曲線のしなやかさだとか、完璧な左右対称のバランスだとかの表現が活字ではなくそのままの形で目の前に広がりました。 内部は大理石の彫刻がきれいに刻まれており、色がついている部分もすべて宝石になっています。
シャー・ジャハーン皇帝の悲しき余生
シャー・ジャハーン皇帝はジャイプールの商人からダイアモンド、アフガニスタンからはラピスラズリ、バグダッドからはカーネリアン(紅玉髄)、中国からは水晶、チベットからはトルコ石など王妃の墓のため数多くの宝石材料を買い集めたそうです。 多くは失ってしまいましたが、まだその当時の跡を見つけることができます。 タージ・マハルは1631年から1653年まで22年もの間、2万2000名の労働者を動員しましたが、動員された人力と財力を考えてみれば国の体制が崩れるのも当然でした。シャー・ジャハーンの不幸な末路を予見するような事業だったのではないでしょうか。 この場所に行った時は外装を補修していました。 多くの観光客が建築物をのんきに鑑賞していますが、数世紀前に建てられたこの建物に動員された労働者たちの血と汗を考えれば、心苦しいです、、。 砂岩と大理石で建てられたモスクも魅力的。純白のタージ・マハルとは違う、赤茶色の建築物にも強烈なインパクトがありました。 タージ・マハル周辺ではのんびりとした風景がみられました。

タージ・マハルの他にも見るべき場所

タージ・マハルは世界でも観光客がたくさん訪れる場所の一つです。 ユネスコ世界遺産に登録されているだけあり、施設の管理もしっかりしていました。 インドで見た建築物の中で印象深かった所はアグラの『タージマハル』とデリーの『アクシャルダム寺院』です。 アクシャルダム寺院はカメラなどでの撮影が禁止で、インターネットでも写真や情報はほとんど無いので、インドに訪れた際には必ず行ってみてください!        

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